絶滅危惧男子〜第3話ネタバレ 委員長に迫られて・・・(前編)
男の子が絶滅危惧種並みに少なくなってしまった日本で、肉食女子たちに狙われながらも、男だとバレないように女装して暮らす美少年・希(のぞみ)。
男の娘、だけれども、見た目はそこらの女じゃ太刀打ちできない美少女。
男が極端に減った未来の世界で、憧れだった学校生活に踏み出すのぞみでしたが・・・学校を案内してくれていた真面目な委員長・城之内美鈴が突然!?
作品名:絶滅危惧男子〜ボクの股間が狙われるワケ
作者:小國由喜
「絶滅危惧男子」第3話 委員長に迫られて・・・(前編)あらすじとネタバレ
男の子なのは秘密!
学園長室に呼ばれたのぞみは、学園長から本来この学校は共学であること、けれど男子が少なすぎて誰もそれを覚えてないことを話す。
男子の制服もいつのまにかなくなってしまっており、のぞみが男であることは隠すようにと忠告する。
「くれぐれもあなたが男の子であることは秘密にしなさいね。
学園の風紀を守るためであり、あなた自身を守るためにも」
女しか存在しない学校で、男であることがバレたら、大変なことになる。
のぞみは「女の子」として紹介されることに。
真面目な委員長の隣の席に
さっそく、クラスに紹介されたのぞみは、一番真面目なクラスの委員長・城之内美鈴の隣の席に座らされる。
梓も美鈴のことは信頼しており「彼女、すごくまじめな子だから安心して」とのぞみに耳打ちした。
「よろしくね」
「はじめまして!」
メガネの真面目そうな委員長だったが、のぞみから何か匂ってきて鼻をピクつかせる。
「ん? なにかしら、今、不思議なニオイがしたような」
のぞみのことが男だと知らない委員長は、首をかしげる。
学校を案内してもらうのぞみ
梓に言われたこともあって、美鈴が校内を案内してくれることになった。
「私のことは後回しでも」
「気にしないで、姫宮さんに早く学校に慣れてもらうのも、
委員長としての私の責任だから」
購買を案内してもらったり、体育館に図書館を見せてもらう。
学校に通うのが初めてで珍しい
何を見ても珍しそうに喜ぶのぞみを見て、「面白い人ね」と笑う委員長。
「実は私、学校に通うの初めてなんです」
病気がちで入院していて、とごまかすのぞみだったが、通信教育で家に隠れるように閉じこもっていたのぞみにとって、外の世界は新鮮だった。
「せっかく世の中はこんなに広いのに、隠れるみたいに生きてるだけなんてもったいない。
もっとたくさんの人と出会いたいなってーー」
それを聞いた委員長は、のぞみが気の毒で涙ぐみ、「これからたくさんお友達をつくりましょう!」と本気で励ましてくれた。
熱っぽくなる委員長
一緒にいるうちに、妙に美鈴の顔が火照ってきた。
「そういえば、朝からずっと熱っぽいような」
美鈴はなぜか、のぞみと出会ってから顔が熱くなって赤くなりっぱなしだったのだ。
「これってもしかして・・・」
今日会ったばかりなのに、まさか!と、自分がのぞみに惹かれている気持ちを認めない美鈴。
屋上で風に当たれば気分がよくなるから、と向かうが鍵が開かない。
我慢できなくなってしまった美鈴は!?
だんだん息が荒くなっていく美鈴は、転びそうになってのぞみに抱えられて「姫宮さんの匂いが私の体を熱くさせている!」と気づく。
近くにいるだけで、もう我慢できないーー
「ごめんね、突然こんなことしちゃって。
自分でもよくわからないの!!」
「絶滅危惧男子」第3話の感想
みんなのまとめ役であり、常に真面目で冷静な委員長・美鈴でしたが、のぞみと出会ってから胸がドキドキして顔が熱っぽくなってしまいます。それは、恋・・・あるいは男子へのときめき。
希少な男子が初めて目の前にあらわれて、女性とは違うその匂いに本能が目覚めてしまったようです(笑)
自分でも自分が何をしているのかわらからないほどに、理性ははじけて消え去る寸前!! のぞみはまさか真面目な委員長がこんなことをするとは思わず、またまた流されるように美鈴にグイグイと押し倒されてしまうのでした。
我慢の限界が来た美鈴は、さらにのぞみにあんなことやこんなことを・・・次へつづきます。
第4話の感想